リハビリテーション法508条
リハビリテーション法508条とは、アメリカ連邦政府の調達基準に関する法律である。連邦政府が購入するIT機器やソフトウェア、ウェブサイトは、 障害をもつ連邦政府職員や国民にも使えるものでなければならないというものである。1986年に最初に施行されたが、単なる努力義務だったためあまり効果 がなく、1998年8月に修正、2001年6月21日に施行された。修正508条ではこれに違反した場合、提訴の対象となる。
1998年の修正を受けて2000年12月、508条が要求している技術や機能の定義を具体的に示した「電子情報技術のアクセシビリティ基準」が策定され、ウェブアクセシビリティについても16の基準が定められた。
2001年6月の施行以来、連邦政府をはじめとするほぼすべての公共機関、及びこれらの機関に製品を納入している民間企業においてウェブアクセシビリティへの取り組みが行われている。