調査実施と結果公表の趣旨
アライド・ブレインズでは、公共機関ウェブサイトの更なる品質向上のための指標として役立てていただく目的で、2006年より「公共サイト全ページクオリティ実態調査」を実施しております。
ウェブサイトの一部のみを抜き出してチェックする調査とは異なり、A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査は公開されている全ページを解析し、下層ページを含めたウェブサイト全体の品質を明らかにします。
多くの公共サイトにおいて、トップページなど上層ページではアクセシビリティの対応がある程度行われつつある一方で、各組織で作成したページや古いページなどでは十分な配慮がなされていない場合があります。
対応が出来ているページと出来ていないページが混在する状態は、利用者の混乱を招く原因となります。特にアクセシビリティの基本的な配慮については、サイト全体で一貫して行うことが重要です。多数の利用者が情報を閲覧し利用するのは、下層を含めた個別ページであり、これらを含めてアクセシビリティ対応がなされなければ十分とは言えません。
アライド・ブレインズでは、調査結果の順位付けは行なっておりません。調査対象とさせていただいたウェブサイトの現時点での到達レベルを公表することにより、各ウェブサイトの品質の更なる向上のきっかけとしていただきたいと願っております。障害や加齢がバリアにならずに、利用者がウェブサイトから必要な情報を取得できるようにするために、公共サイトには現状にとどまらず目標を高く設定し、対応を進めていただきたいと考えております。