ウェブサイトクオリティ実態調査 2022年度 自治体編結果発表
[ 2022年6月23日 ]
執筆担当
米田 佳代
(よねだ かよ)
全国862自治体公式サイトの調査結果を公表
アライド・ブレインズは、2022年4月から6月にかけて、都道府県、全市、特別区の公式ウェブサイトを対象に「A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査 自治体編第17回」を実施し、調査結果を公表しました。
この調査は、独自の解析システムを用い、公共機関ウェブサイトの全ページ・全ファイルを解析したものです。解析結果を基に各サイトのアクセシビリティ・ユーザビリティ等の状況をA~Eの5段階のレベルで評価し、その結果をA.A.O.サイトにて団体名とともに公表しています。
A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査について
- [ 開始年、実施頻度 ]
- 2006年より過去17年、毎年継続して実施。
- [ 対象団体 ]
- 自治体(都道府県・全市・特別区)、国、独立行政法人等
- [ のべ調査サイト数 ]
- 15,576サイト
- [ 調査結果活用例 ]
- 総務省「公的機関のウェブアクセシビリティ確保の取組実施状況に関する調査」(令和3年度)に活用
本コラムでは、調査結果より、特に注目いただきたいポイントをご紹介します。
65.8%が最下位Eレベル
本調査は2021年11月にレベル表記の見直しを行い、下位の5レベル(E~I)を統合し「Eレベル」と表記することにしました。この最も低い「Eレベル」は562団体あり、全体の65.8%でした。Eレベルはユーザビリティあるいはアクセシビリティが、公共機関ウェブサイトに求められる品質のレベルに達していません。
65団体がレベルダウン
2021年度の第16回調査と比較して、レベルが下がってしまった団体が65団体ありました。レベル低下には必ず何らかの原因があります。原因を特定し、再発防止及び改善に取り組まなければなりません。
団体ごとの調査結果をA.A.O.サイトで公表しています。ご自身の団体の到達レベルを確認し、品質の確保・維持・向上にお役立てください。
168団体が1年で1,000ページ以上増加
2021年度の第16回調査と比較して、総ページ数が1ページでも増えた団体は562団体あり、そのうち1,000ページ以上増えた団体は168団体ありました。
総ページ数の削減は、ユーザビリティ向上、検索性向上、スマートフォンでの探しやすさ向上などに直結する重要テーマです。
結果発表セミナーでは、参加団体様に非公表の調査結果の一部をご提供し、様々な団体の取組事例を踏まえ、注意すべきポイントを解説します。
【開催間近】調査結果発表・解説セミナーのご案内
- 「A.A.O.ウェブサイトクオリティ実態調査 自治体編第17回 結果発表」
⇒6月28日(火)東京、7月7日(木)福岡、7月14日(木)大阪 - 「コロナ情報対応を含むリニューアルの情報設計と事前準備」
⇒6月28日(火)東京、7月7日(木)福岡、7月14日(木)大阪 - 「ウェブアクセシビリティJIS規格改正に備えた準備と改善計画」
⇒8月4日(木)東京、8月25日(木)大阪 - 「リニューアル失敗率76%から脱する方法」
⇒8月4日(木)東京、8月25日(木)大阪
調査結果
お問い合わせ先
アライド・ブレインズ株式会社 公共コミュニケーショングループ
電話:03-3261-7431 / ファックス:03-3261-7432
メール:office@aao.ne.jp