都道府県ホームページ情報伝達度調査
調査概要
調査対象
全国47都道府県につき、公式ウェブサイトのトップページ、及び防災情報ページの合計2ページを対象とした。
調査期間
2005年4月7日から26日まで
調査項目
- ページタイトル
- ページタイトルの適切さ
- 画像の代替テキスト
- 画像の代替テキストの適切さ
- リンク文章
- リンクテキストの適切さ
- 表組みの指定
- 表組みの指定の適切さ
- 今回はデータ表のみを点検対象とした
- 見出し要素の指定
- 見出し要素の指定の適切さ
調査対象ページの選定方法
防災情報ページは、都道府県ごとに多様な提供方法があるため、下記の優先順位で、各都道府県の対象ページを選定した。
- 都道府県の防災・災害に関するポータルサイトのトップページ
- 最近その都道府県で発生した特定の災害について特集したサイトのトップページ
- 防災課のトップページ
- 防災関連のリンクだけを並べたページ
また、フレームで構成されているページの場合は、メニューではなく本文の記載されたフレームを点検対象とした。
調査・分析方法
Microsoft Internet Explorer6.0、及び情報伝達度チェッカーVer.4.3を用い、アライド・ブレインズ株式会社のアクセシビリティコンサルタントが診断。
診断基準
各対象ページについて、下記の診断基準により評価を行なった。
評価 | ページタイトル | 画像の代替テキスト | リンク文章 | 表組みの指定 | 見出し要素の指定 |
---|---|---|---|---|---|
基本的なアクセシビリティ確保に問題なし | サイト名とページ名がわかる。 | 全ての画像に適切な代替テキストが用意されている。 | 全てのリンク箇所で、リンクに用いる言葉が、リンク先のページの内容を想像できる。 | 全てのデータ表に、サマリー、キャプション、見出し要素がついている。 | 見出し要素が適切に指定されている。 |
アクセシビリティ配慮がなされているが改善が望ましい点がある | ページ名はわかるが、サイト名がわからない。 | 内容を伝える必要のない画像の代替テキストが抜けているか、中身が不適切なため、音声読み上げソフト等の利用者に誤解や煩わしさをもたらす可能性がある。 | リンクテキストが長すぎる。または、リンク先の違いを区別しにくい複数のリンクテキストがある等、誤解やわかりにくさをもたらす可能性がある。 | 見出し要素は入っているが、サマリーかキャプションが抜けているデータ表がある。 | 見出し要素は指定されているが、文章上の見出し構造と合っていない。 |
明らかにアクセシビリティの問題がある | ページタイトルがない。または、ページタイトルが不適切なため、何のページかを識別しづらい。 | 内容を伝える必要のある画像の代替テキストが抜けているか、中身が不適切なため、音声読み上げソフト等の利用者に情報が伝わらない。 | 音声読み上げソフト等で利用した場合に、リンク先を全く想像できないリンクテキストがある。 | データ表に、アクセシビリティ配慮の指定が全くなされていない。 | 見出し要素が指定されていない。または、見出しでない部分に見出し要素が指定されている。 |
対象の要素がないので判断外 | (該当なし) | ページ内に画像がない。 | ページ内にリンクがない。 | ページ内にデータ表がない。 | (該当なし) |
自分で点検してみたい方
今回の方法でご自身のウェブサイトを点検してみたい方は、ウェブアクセシビリティ実用サイト「A.A.O.」で公開している「情報伝達度チェッカーVer.4.3」をダウンロードしてお試し下さい。